(2014/11/17追記:記事を公開してから「悪いとこについてもう少し書いといたほうがいいかな?」と思ったのでちょっとだけ加筆した。)
最初に断っておきたいのが、この記事の内容がすべて正確であるとは限らないし、当該サービスの安全性を保障するものでもないということだ。設定することにした諸賢は自己責任でよろしくお願いします。
旧TwitterからBlueskyへ移ることにしたSNS戦士は多いことと思う。自分は1年半ほど前からMastodonをメインのSNSとして使っているが、Blueskyをやることにした知り合いのアカウントを地の果てまで追いかけていきたい、そのためにBlueskyにアカウントを作ることもやぶさかでない(というか既にある)……ができればMastodonから投稿を見たい、アカウントが一元化できると楽だから……というわけで表題どおりの記事を書きにきた。つまり、「Blueskyを普段使いのSNSとすることを決めた諸賢は、ぜひBridgy Fed for the fediverseをフォローして、fediverseからもアカウントのフォローないし投稿の閲覧を可能にしてほしいです」「fediberseのアカウント各位もBridgy Fed for Blueskyをフォローして、Blueskyから自身のアカウントを捕捉できるよう設定しませんか」というお願いをしにここへやってきた。あと備忘録的な意味合いも兼ねている。
fediverseが一体何なのかという話は今回はしない。ちょっとはしてるかも。とりあえずこの場ではMastodonやMisskeyみたいな有象無象の総称と思ってくれて構わない。検索バーに「fediverse 何」とかなんとか入れれば解説が山のように出てくるから、知りたいなら調べるといい。
目次
BridgyFedってなんだ
公式サイト(上記のリンク先だ)の概要ページに書いてある内容を大雑把に訳す。
「Bridgy Fedはwebサイト、fediverse、Blueskyを繋ぐことができる、無料かつ非商用のオープンソースなサービスだ。Bridgy Fedを使うことで他のサイトやSNSでも自分のプロフィールを表示したり、誰かをフォローしたり、その人の投稿を見たり、返信したり、「いいね」を押したり、リポストしたりといった双方向の交流が可能になる」。なんだか便利そうなことが書いてある。さらなるインフォメーションや詳細なバックグランド(製作者によるイントロダクション)の記載もあるから、読みたいなら読もう。けっこう面白い。
BridgyFedを設定するとなにが起こるんだ
BridgyFedが設定されたBlueskyアカウントはMisskeyやMastodonからでも閲覧やフォローができるようになる。逆もしかり。挙動を見るにおそらくこういう理屈だ:ブリッジ設定を行うとそのアカウントの投稿を即座に反映するミラーBotが然るべきサーバ上に作成され、そこを経由することで疑似的な双方向性のやり取りが可能になる。

図にすると余計分かんないが、MastodonやMisskeyはActivityPubという共通の通信プロトコルを使っているから異なるプラットフォーム間でも互換性がある(この繋がっているやつらをまとめてfediverseと呼んでいる)。BlueskyはAT Protocolという独自のプロトコルを用いているため本来ならばfediverseのソフトフェア群と互換性がない。が、そこを無理矢理繋げている。
要は通訳を挟みつつ情報のやり取りをしまっせ、ということ。
ここで注意してもらいたいのが、ブリッジ設定することで生じる「双方向の交流」というのはあくまでも疑似的なものであるということだ。ブリッジ設定することで他のSNSのユーザーから閲覧されたりいいねやフォローをされる可能性が生じるが、相手にも同じことをできるとは限らない。ブリッジ設定が適応されるのはあくまでも自分のアカウントのみだ。
ブリッジ設定をしたBlueskyアカウントは任意のfediverseアカウントから投稿を閲覧される・いいねされる・メンションを送られる・フォローされることが可能になるが、fediverse側のアカウントがブリッジ設定をしていなければ、Bluesky側からはそれらをまったく認識できない。ブリッジ設定したfediverseアカウントの公開投稿はBlueskyから閲覧できる(フィードにも流れる)しいいねもフォローもできるが、そのBlueskyアカウントがブリッジ設定をしていないなら、被いいね・被フォロー時の通知はなく、フォロワー欄にも表示されない。
これは完全に余談だが、もしも「Blueskyの投稿を他所から見られたくない」と考えているのであれば、使うSNSを考え直したほうがいいかもしれない。Blueskyは開かれているSNSで、鍵アカウントというものも現時点で存在していない(実装される可能性も低い)わけだから、そもそも誰からでも見られうる場所だ。
BridgyFedはどうやって設定するんだ
Blueskyとfediverseでは手順がほんの少し異なるので分けて書く。
Blueskyのアカウントをfediverseから見えるようにする
非常に簡単で、ブリッジしたいアカウントから@ap.brid.gyをフォローするだけだ。
すると当該アカウントから「Bridgy Fedへようこそ。これでお前のアカウントは@(ユーザーID).bsky.social@bsky.brid.gyとしてfediverseでも表示されるようになった。ブリッジを無効にしたい場合はこのアカウントをブロックせよ」みたいな内容のDMが送られてくるから、そうしたら設定完了だ。
fediverseのアカウントをBlueskyから見えるようにする
ブリッジしたいアカウントの検索欄に「@bsky.brid.gy@bsky.brid.gy」と打ち込んで、ヒットしたアカウントをフォローする。そうすると当該アカウントから「Bridgy Fedへようこそ。これでお前のアカウントは@(ユーザーID).(サーバードメイン).ap.brid.gyとしてBlueskyでも表示されるようになった。ブリッジを無効にしたい場合はこのアカウントをブロックせよ」みたいな内容のDMが届いて、設定完了だ。
設定を解除したい
DMの通り、Bridgy FedのアカウントをブロックすればOKだ。また設定しなおしたくなったらブロックを解除してフォローしなおせばいい、ということになっているそうだ。
他のSNSからどう見るんだ/どう見えているんだ
fediverseからBlueskyを見る場合とBlueskyからfediverseを見る場合とではちょっと変わるから分けて記載するが、両者に共通して言えるのは、「異なるネットワーク上の誰かをフォローするためには、その人のBridgyFedハンドル(=ブリッジされているアカウントのID)を正確に入力する必要がある」ということだ。BridgyFedは検索機能やインデックスをあえて作っていないと書いてあった。
BlueskyのフィードにはブリッジされたMastodonアカウントの投稿が載るから、全く知らないユーザーからリアクションがくることがある。
fediverseからBlueskyを見る場合
閲覧したいアカウントがブリッジ設定を済ませているなら、fediverse側で@(BlueskyのユーザーID).bsky.social@bsky.brid.gyと検索をかければ出てくる。
先に言っておくと:
- 大して変わらんから気にしなくていい。

自分のBlueskyアカウントをブリッジ設定し、Mastodonから見て・フォローしたときのスクリーンショットを持ってきた。
@(ユーザーID).bsky.social@bsky.brid.gyというBotアカウントとして見えている。プロフィール文章はもとのまま。ブリッジされているBlueskyアカウントのURLがWebサイトとして記載されるほか、最下に[bridged from (ユーザーID).bsky.social on Bluesky by Bridgy Fed]という一文が追加される。
ブリッジ設定をしてから後の投稿はすべて閲覧できる。センシティブ設定も反映されるしタグも反映されるから、Bluesky側は特に気にすることはないと思う。
Blueskyからfediverseを見る場合
@(ユーザーID)@(サーバードメイン)の形式か、もしくはプロフィールURL(https://(サーバードメイン)/@(ユーザーID))を使ってユーザー検索をかければヒットするはずだ。もちろんすでにブリッジ設定を済ませているアカウントに限る。
先にまとめておくと:
- 公開投稿だけが配送される。
- メディアのセンシティブ設定は有効。
- テキストのCWは無効になる。
- 各種フィードに載る可能性がある。

自分のMastodonアカウントをブリッジ設定してBlueskyから見た様子。アイコンとヘッダーが真っ白なのはもとからそういうふうに設定にしているからで、不具合ではない。
@(ユーザーID).(サーバードメイン).ap.brid.gyというアカウントとして見えており、プロフィールの文言は基本的にそのまま、長いと省略される。最下に[bridged from (サーバードメイン)/@(ユーザーID) on the fediverse by fed.brid.gy]という一文が挿入され、リンク等の追加情報は表示されない。
元のアカウントがフォローを承認制(いわゆる鍵アカ)にしていた場合でも、ブリッジされたアカウントは完全にオープンなそれとなる。ヤバいと思ったか? 大丈夫だ。なぜなら、このBotアカウントは公開投稿だけを表示するから。なんか……たぶんSNSごと(もしかするとサーバーごと)に名称が違うと思うんだけど……いわゆる「パブリック」とか「グローバル」とか「公開」とか、そういうインターネット大公開設定がされている投稿のみが配送・表示されるようになっている。fediverse側の「未収載」や「ローカル」「フォロー限定」等々、公開される範囲が狭められている投稿はまったく出てこない(投稿数にもカウントされないので、公開投稿がひとつもなければ投稿数ゼロのアカウントになる)。たとえBluesky側のアカウントとBridgyFed経由で相互フォローの関係になっていたとしても、「公開」以外の投稿は出てこない。フォロー承認制アカウントの中身をぜんぶ見たいのであればfediverseのどこかにアカウントを作ってフォロー申請してね、というわけだ。公開範囲を意識することで閲覧される投稿を意図的に制御できるのはけっこうおもしろい仕様で、自分としては気にいっている。
なお、メディアの閲覧注意・センシティブ設定は反映されるが、テキストのワーニングは反映されずそのまま表示される(Bluesky側にテキストのワーニング設定がないためだ)。ネタバレがある文章を投稿する場合は公開範囲に気を配ったほうが親切だろう。タグはそのまま有効。Bluesky側から見える投稿はフィードに載る可能性がある(あらゆるユーザーの目に触れる可能性がある)が、最初から公開投稿にしているわけだから問題ないはずだ。
ブリッジ設定されたアカウント同士のやりとり
それぞれの側から見た様子は上記に準ずるほか、メンション、いいね通知、フォローリクエストなどが届くようになる。ちなみにfediverseから絵文字リアクションを送ると、Blueskyでは「いいね」として表示される。
で、ちなみにBridgyFedは安全なのか
知らねえーッそういうのは各々が読むもの読んで判断してくれや。ブリッジ設定するってことは承認済みの転載Botを作ることだと言っても過言ではねえからよ。
自身の作品を公開する場を絞りたいとかクロスポストに抵抗があるとか、単純にfediverseにシェアするのが不安、嫌だ、ActivityPubに抵抗があんねん、そういうひとたちは無理して設定しないほうがいい。こちらが正規の手順を踏んであなたの投稿や作品を見に行くので、そこにいてくれるだけで大丈夫だ。反対に、クロスポスト大好き野郎やインターネット大公開に全く抵抗がない者、自らをどんどん宣伝していきたいコマーシャラーたちにはうってつけだと考える。
いちおう製作者のRyan Barret氏は「法人化もマネタイズも考えてない」「あなたのデータを第三者に販売・公開することはないし、あなたが完全に公開することを選択したデータのみを取り扱う。非公開情報に触れることはない」「率直なご意見お待ちしてます」と書いていて、自分はそれを信用することにした。
話はこれで終わりだ。ブルースカイのみんなはどうかブリッジ設定してくれ~~~~~~~~~ッとにかく自分の意思でBridgy Fed for the fediverseをフォローしてくれないことにはこっちからはどうできねえんだよォ~~~~~~~~~ッ頼む~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!


